Rolles-Royce が公式マスコットのデザインを刷新
「Rolles-Royce」史上初の量産型EVであるSpectreに採用予定





イギリスの高級自動車メーカー「Rolls-Royce(ロールス・ロイス)」が2月6日(現地時間)、同社の車を象徴する公式マスコットのデザインを刷新することを発表した。
現在同社製の車のボンネットに配されているフードマスコット “The Spirit of Ecstasy(スピリット・オブ・エクスタシー)”(*通称 フライング・レディ)は、1909年に彫刻家 Charles Robinson Sykes(チャールズ・ロビンソン・サイクス)が英国人女優 Eleanor Thornton(エレノア・ソーントン)をモデルにそのイメージを具現化したもの。20世紀初頭のロンドンでは、ピカデリーに本拠地を置く王立自動車クラブから、急進的な自動車愛好家たちが台頭した。その中でも特に注目を集めていたのが、後に「Rolles-Royce」を設立することになる貴族のエンターテイナー Charles Rolls(チャールズ・ロールズ)と叩き上げの天才エンジニア Henry Royce(ヘンリー・ロイス)を筆頭とするグループ。そんな彼らのミューズであり、求心的な核でもあったEleanorを象ったのが“The Spirit of Ecstasy”であり、1911年2月6日より「Rolles-Royce」が製造する全ての車に装飾として備えられてきた。
そして“The Spirit of Ecstasy”が同社のマスコットとなってから111周年を迎えた2022年2月6日(現地時間)に、デザインの刷新を発表。高さは従来の100.01mmに対して20mmほど低い82.73mmに変更されており、形は片足を前に出し、体は低くし抑えられ、視線が前方をまっすぐに見据えられている。このデザインは、Eleanorのダイナミズムと圧倒的な存在感に、現代的なオーラを加えたものだという。生まれ変わった“The Spirit of Ecstasy”は、「Rolles-Royce」史上初の量産型EV(電気自動車)であるSpectre(スペクター)に搭載されるとのこと。
新たな“The Spirit of Ecstasy”の詳細についてはこちらでご確認を。