スウェーデン拠点のメーカー Koenigsegg が約28.5kgの超軽量モーターを発表
330mlのエナジードリンク缶と並べてもこのコンパクトさ
1994年にスウェーデン・エンゲルホルムにて設立されたスーパーカー/ハイパーカーメーカー「Koenigsegg(ケーニグセグ)」が、初となる自社開発モーター Quark(クォーク)を1月31日(現地時間)に発表した。
新型スーパーカーのGemera(ジェメーラ)用に開発されたQuarkは、330mlのエナジードリンク缶を横に配置して撮影されたオフィシャル画像から窺える通り、モーター単体重量で約28.5kgという軽量さとコンパクトなサイズ感が特徴的。しかしながら、この超軽量モーターは、最大出力340hp、最大トルク61.2kgmを発生させるパワフルさも兼ね備えており、PHV(プラグインハイブリッド)パワートレインを搭載するGemeraの後輪の左右、フロントの計3カ所にレイアウトされる予定だ。また、このモデルのミッドシップの2.0リットル3気筒ツインターボエンジン TFGは、最大出力600hp/7500rpm、最大トルク61.2kgm/2000〜7000rpmとなり、システム全体で1700hpの出力と356.9kgmのトルクを引き出すという。
さらにQuarkは、車だけでなく船舶、航空機、VTOL(垂直離着陸機)などで使用する場合、トランスミッションを必要としない上に、モーターの回転と同時にトルクが立ち上がるため、ダイレクトドライブを実現するとのこと。