Apple が iOS最新版で AirTag によるストーカー行為の防止機能を追加
ユーザーがAirTagの初期設定を行う際に警告メッセージを表示
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2月22日(現地時間)、「Apple(アップル)」が開発者向けに公開したiOS15.4ベータ最新版で、AirTagによるストーカー行為を防止する新たな機能が追加されたようだ。
自分の持ち物に付けるだけで、iPhoneの『探す』アプリを介して行方が追跡できる紛失防止トラッカーとして2021年4月にリリースされたAirTag。そんな便利機能を悪用し、他人の持ち物に忍び込ませたり、車に取り付けたりすることで対象者を追跡するという犯罪が世界中の多くの地域で発生しており、2021年7月には、AirTagが本来の所有者から離れて動いた場合、8〜24時間の間のランダムなタイミングでアラートが通知されるようアップデートされた。
そんな中、「Apple」は2月10日(現地時間)、先述したような“望まざる追跡”による被害をなくすため、何段階かに分けてアップデートを行なっていくことを発表。『9to5Mac』によると、iOS15.4ベータ最新版では、ユーザーがAirTagの初期設定を行う際、「本製品は自分の持ち物を追跡するためのものであり、それを使用して同意なしに人を追跡することは犯罪です。被害が生じた場合は法執行機関が本製品の所有者に関する情報請求を要求できます」と警告するメッセージが表示されるようになるようだ。
現段階では、開発者およびパブリックベータ版のテストユーザーのみがこの新機能を利用可能となっているが、今春までには一般リリースされる見込みとのこと。