Alfa Romeo が新型コンパクト SUV Tonale を発表
ブランドの変革を体現したニューモデル
イタリアの自動車メーカー「Alfa Romeo(アルファロメオ)」が、新型コンパクトSUVのTonale(トナーレ)を発表した。
そのルックスは、現代性の元にイタリアンデザインと「Alfa Romeo」のアイデンティティを再解釈したもので、ボディサイドを走る“GTライン”とその下部の独特な表面形状は、8Cコンペティツィオーネなどを彷彿とさせるもの。「Alfa Romeo」伝統の盾とともにフロントを飾る3 × 3ヘッドライトは、SZザガートや、コンセプトモデルのProteo(プロテオ)を思わせる。この3連のモチーフはテールランプにも採用され、リアビューを特徴付けている。ホイールは、コンセプトモデルでも高く評価された“テレダイヤル”デザイン。かつての33ストラダーレなども連想させるこのホイールは、17~20インチの各サイズから選択可能だ。
インテリアには、12.3インチの完全デジタルスクリーンと10.25インチのタッチスクリーンを備えた“テレスコピック”インストルメントパネルを装備。スクリーンサイズは合計で22.5インチとなり、セグメントにおけるクラス最高のスペック。また、レベル2のADAS(先進運転支援システム)も搭載され、高い安全性と快適性を実現しているという。
TonaleにはHEVとPHEV、ディーゼルの3種類がラインアップされ、エントリーモデルでは130hpと240Nmのトルクを備えた新しい4気筒1.5Lターボガソリンエンジンと、専用の7速デュアルクラッチオートマチックトランスミッション、48ボルト(15kW、55Nm)の“P2”ビルトインモーターが組み合わせられている。さらに、ハイブリッドモデルには、本モデルでデビューを果たす160hpの可変容量ターボ(VGT)エンジンが設定される。
プラグインハイブリッドのQ4は、中でも最も高効率かつハイパワーなモデル。1.3Lのマルチエアターボガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせで275hpを発揮。同クラスで最もスポーティなモデルであり、0-100km/h加速はわずか6.2秒。この全輪駆動システムは15.5kWhのバッテリーを搭載、電動モードでの走行可能距離は都市サイクルで最大80km、複合サイクルで最大60kmとなる。また、ディーゼルモデルは排気量1.6Lから130hpの最⾼出⼒と320Nmの最大トルクを発生し、これに6速トランスミッション、前輪駆動システムを組み合わせているとのこと。その他スペックなど詳細についてはこちらから。