W杯準決勝モロッコ敗れフランス勝利でアルゼンチンと決戦へ
試合終了後モロッコ代表ハキミとフランス代表エムバペがユニフォームを交換しお互いの健闘を讃えあう
12月14日(現地時間)に行われた「FIFAワールドカップ カタール 2022」の準決勝2試合目は青いユニフォームのフランスと赤いユニフォームのモロッコとの対戦。会場となったはアルベイト競技場はモロッコを応援するサポーターが多く占め赤い熱気に包まれた。
前半開始早々の4分、フランス代表は右から切り込んだAntoine Griezmann(アントニー・グリーズマン)が中央にボールを入れる。ゴール前の混戦からKylian Mbappé(キリアン・エムバペ)が放ったシュートは相手DFに阻まれたが、左にフワリと上がったそのこぼれ球をTheo Hernández(テオ・エルナンデス)が高い位置から左足で合わせシュート。ボールはゴールに吸い込まれフランスが1−0とリードした。
43分にはモロッコにチャンスが。右コーナーからのボールをモロッコ代表 Jawad El Yamiq(ジャワド・エル・ヤミク)がオーバーヘッドでゴールポスト枠内を捉えるシュートを放つがGKに阻まれ惜しくも得点ならず。モロッコは55%のボールポゼッション率を保ち幾度となくチャンスを作るものの、得点に至らないまま前半終了。
後半もモロッコがボールをコントロールするシーンが多く見られたが攻めきれずチャンスを活かせない。その隙を狙うフランスは34分、中央の狭いスペースに切り込んだMbappéが華麗なボールタッチを見せゴール右前にパスを出す。そのボールを受けたRandal Kolo Muani(ランダル・コロ・ムアニ)がシュートを放ち2-0とリードを拡げる。
果敢に攻めるモロッコ終了間際にも決定的なチャンスを作るが鉄壁の守備でフランスが守り切り、モロッコから勝利をもぎ取った。試合終了後、Mbappéはピッチ上で同じパリ・サンジェルマン所属のモロッコ代表エース Achraf Hakimi(アキラフ・ハキミ)とユニフォームを交換。お互いの健闘を讃えあった。
Bros 👊
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) December 14, 2022
これで決勝はモロッコに勝利したフランスとクロアチアを破ったアルゼンチンとがW杯優勝を賭けて戦う。長い戦いを経て世界の頂点を取るのはどちらか、12月18日18:00(現地時間)、日本時間では日付が変わる19日0:00のキックオフまで楽しみに待とう。