Apple の CEO ティム・クック来日で日本への投資加速を示唆
熊本の「Sony」提携カメラ工場を視察し『Apple 銀座』にも登場

「Apple(アップル)」のCEO Tim Cook(ティム·クック)が3年ぶりに来日した。熊本に訪れたことを自身の『Twitter』に投稿し、生産現場から教育施設まで精力的に動いてる様子がアップされている。
また、Timは「Apple」のワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントGreg Joswiak(グレッグ・ヨスヴィアク)も来日していることを伝え、熊本県立大学のアプリ開発現場を訪問したとツイート。さらに12月13日(火)には自社のフラッグシップストア『Apple 銀座』にも訪れたようだ。
同社のニュースルームで発表した記事によると「Apple」は2019年以来、日本のサプライヤーへの支出を30%以上増やしたと報じている。日本には多国籍企業から小さな家族経営のビジネスまで1,000社近いサプライヤーがあるとも伝えた。
「Apple」の日本における最大のサプライヤーの1社である「Sony(ソニー)」は2011年からiPhone用のカメラとセンサーを製造しており、iPhoneの中で最もパワフルなカメラとされている。iPhone 14 Proに搭載された史上初の48MPメインカメラに採用された新しいクアッドピクセルセンサーの製造も担っているという。
また、「Apple」は福井県の「井上リボン工業株式会社」を例に挙げ、同社の革新的な細幅織物技術を利用して155人の従業員が “Apple Watch”のリストバンドを製造していることや、「Apple」が製品ライン全体の保護コーティングに使っているハイエンド機器の設計、開発、製造を行なう金型メーカー「株式会社シンクロン」などの中小企業とも緊密に連携していると紹介している。
Timは声明で「日本を訪れるたびに、私たちのチーム、お客様、デベロッパ、サプライヤーが、教育への取り組み、美しいデザインへの情熱、この地球を守ろうという確固たる努力など、私たちをひとつにする創造性と価値を共有しているのを目にしています。再びつながり、私たちの共同作業をたたえ、私たちが作ることの出来るさらに明るい未来へと目を向けることは、大きな喜びです」と述べている。
Great to be back in Japan! Visited the historic Kumamoto Castle and learned about their work to restore this incredible landmark. 🇯🇵 pic.twitter.com/SOGAqnfud4
— Tim Cook (@tim_cook) December 12, 2022
Kumamoto’s Gofuku Elementary is finding new ways to weave creativity and technology into the classroom. These young creators are using iPad to bring the classic story of "The Booyoo Tree" to life. pic.twitter.com/gdSf8YMeAE
— Tim Cook (@tim_cook) December 13, 2022
We’ve been partnering with Sony for over a decade to create the world’s leading camera sensors for iPhone. Thanks to Ken and everyone on the team for showing me around the cutting-edge facility in Kumamoto today. pic.twitter.com/462SEkUbhi
— Tim Cook (@tim_cook) December 13, 2022
Thank you to the Apple Ginza team for the warm welcome back to Tokyo — and for all you do for our customers! pic.twitter.com/PYHwE5ursm
— Tim Cook (@tim_cook) December 13, 2022