宮崎駿監督による長編映画新作『君たちはどう生きるか』がまもなく完成か
9月末時点で主題歌も完成していた模様

日本が誇るアニメ界の巨匠 宮崎駿監督が、「スタジオジブリ」の長編最新作『君たちはどう生きるか』がまもなく完成することが明らかに。
10月28日(木)、愛知県名古屋市で開催中の“ジブリパークとジブリ展”の開会式に登場した「スタジオジブリ」の星野康二社長は、「宮崎駿監督の長編アニメ新作が着実に進みまして、遅れるんじゃないかという心配を乗り越えて、新作(の完成)が目前に、ゴールに近づいていることが大きな喜び」と制作の進み具合について触れた。さらに、プロデューサーの鈴木敏夫は10月30日(日)、自身の「TOKYO FM」の『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』において、9月26日(日)に静岡県沼津にて開催された特別講義の内容を放送。今取り掛かっているものが先述した『君たちはどう生きるか』だとして「まだ映画は完成していないし、いつ公開するとかも一切発表していません」と述べつつも、「今朝ね、主題歌ができたんです」と既に9月末時点で主題歌が出来上がっていたことを公表した。
宮崎監督は、2013年公開の映画『風立ちぬ』を最後に引退を発表したが、2017年に発言を撤回。長男で『ジブリパーク』の現場を指揮する宮崎吾朗監督は、10月12日(水)の『ジブリパーク』内覧会で「ジブリパークを作ろうと思ったひとつのきっかけが、宮崎駿監督の長編作品からの引退発言でした」と振り返り、引退撤回に「宮崎駿は今長編映画を作っておりまして…。はしごを外されたような感じはありますが…」とコメントした。なお、宮崎監督の最新作『君たちはどう生きるか』の公開時期については、現時点で明らかとなっていない。