ラフ・シモンズが自身の名を冠したブランドをクローズすると発表
27年の歳月を経て今年10月に発表した2023年春夏コレクションがラストとなる

ベルギー出身のデザイナー〈Raf Simons(ラフ・シモンズ)〉は11月21日(現地時間)に公式の『instagram』でメッセージを添えた画像を投稿し、自身の名を冠したブランドの終了を正式に発表した。このニュースはSNSで瞬時に拡散され、ファッション界に衝撃を与えている。
短い文章の中で、10月13日(現地時間)にロンドンのクラブ『Printworks』にて発表した2023年春夏コレクションがこのブランドの最後の作品であることを彼は明らかにし、約27年にわたる道を切り開いてきたこのファッションブランドを支え、そして共に働いてきたすべての人々への感謝の念を表明した。
メッセージの冒頭には“MEMORY WEAR 1995 STATION TO STATION ALDA & JACQUES”と記され、続けて「2023年春夏コレクションは、27年間の素晴らしい旅の締めくくりであり、ファッションブランド〈Raf Simons〉としての最終シーズンです。私たちが達成したすべてのことをどれほど誇りに思っているか、共有する言葉がありません。私のチーム、私のコラボレーター、プレスやバイヤー、友人や家族、そして私たちの熱心なファンや忠実なフォロワーからの素晴らしいサポートに感謝しています」と胸の内を語っている。
そして最後に「皆さん、私たちのビジョンを信じてくれて、そして私を信じてくれてありがとう」と感謝の言葉を綴り、最後は“Forward always(常に前へ)”という、いかにも彼らしいワードを添えてブランドの終焉を伝えた。