JAY-Z の2022年の純資産は約2,226億円であることが明らかに
破産も噂されるカニエは原盤権や音楽出版権及び保有株式により純資産約737億円と推定

JAY-Z(ジェイZ)は音楽業界だけでなく、ビジネスマンとしても再び歴代の名士としての地位を固めたようだ。ヒップホップの世界が厳しいビジネスであることは当然として、史上最高のラッパーの一人としての彼の成功はチャートだけでなく、その収入にも反映されている。
米の経済情報誌『Forbes(フォーブス)』の元編集者であるZack O’Malley Greenburg(ザック・オマリー・グリーンバーグ)は、2022年に最も裕福なヒップホップ・アーティストのリストをこのほど発表した。その中でZackはJAY-Zを最も裕福なアーティストとして取り上げており、その資産は15億ドル(約2,226億円)にのぼるという。
JAY-Zはヒップホップ界初の億万長者となり、音楽業界の他のアーティストに道を開いた後もその地位は拡大し続けている。彼の富の大部分は自身が運営するエンターテイメント・エージェンシー「Roc Nation(ロック・ネイション)」とシャンパン会社「Armand de Brignac」の所有によるものだ。また、Rihanna(リアーナ)のブランド〈Savage X Fenty(サヴェ―ジ フェンティ)〉やフランスのコニャック「D’Usse(デュッセ)」など、成長中のビジネスにも出資している。
一方、最近メディアを賑やかしているKanye West(カニエ・ウェスト)/Ye(イェ)は、〈adidas(アディダス)〉との契約が終了し、もはや億万長者ではなくなった。しかし、依然ヒップホップ・アーティストの中でも裕福な一人であり、原盤権や音楽出版権、そして元妻Kim Kardashian(キム・カーダシアン)のアパレルブランド〈Skims(スキムス)〉の保有株式5%により、純資産はおよそ5億ドル(約737億)と推定されている。
参考までに、Dr.Dre(ドクター・ドレ)は「Beats(ビーツ)」とのパートナーシップ、音楽カタログ、進行中のプロジェクトで4億ドル(約591億円)の純資産を持ち、トップ5に名を連ねているようだ。
音楽での成功がもたらす巨万の富は、それを夢みる人々に今後も影響を与えていくことだろう。