W杯会場をクリーンアップする日本人サポーターの行動に海外メディアが賞賛
祝杯を挙げる前に散らばったゴミを片付ける彼らは今日の結果にふさわしいとも
サッカー日本代表は11月23日(現地時間)にカタールのカリファ国際競技場で行われた試合で強豪ドイツに勝利したわけだが、フルタイムの笛が鳴った後に会場に散らばったゴミを片付ける日本人サポーターの行動に対し「彼らは今日の結果にふさわしい」などと複数の海外メディアが報じている。
4年前のW杯ロシア大会でも、ベスト16でベルギーに3-2で敗れた後、スポーツスタジアムのスタンドに残った食べ物の包み紙、空のドリンクカップをきれいに片づけたことが話題になったが、今回は自国の試合だけでなく11月20日の開幕戦、ホスト国のカタール対エクアドルの試合と時でさえでも、チケットを片手に会場に駆けつけた日本人ファンが試合終了後に掃除をしてくれたことを賞賛。
イギリスの国営メディア『BBC』は「ドイツ戦の勝利の大きさを思えば、夜通しで祝杯を挙げることもできただろうが、日本のファンは、どんな状況でも最高のマナーと習慣が根付いていることを示したのである」と報じた。
また、『BBC』が2018年に大阪大学の社会学教授であるScott North(スコット・ノース)氏に行った取材を引用しており、Scott氏は「“片付け”は日本人が“自分たちの生き方に誇りを示す方法”である」と分析していることを伝えた。「サッカーの試合後の片付けは、子どもたちが学校の教室や廊下を掃除するという、学校で教わる基本的な行動の延長線上にある」とも説明し、海外では学校に雇われた清掃員が掃除を行うことが当たり前なのに対して、日本では教育の一環として小さい頃から掃除を根付かせていることにも言及している。
日本は今後グループEの次の試合で11月27日(現地時間)にコスタリカと、12月1日(現地時間)にスペインと対戦する。サポーターの善行を力に、さらなる綺麗な勝ち方を期待しよう。
After every match in Qatar, Japan fans stay behind to clean trash left in stands.
They deserve today's result. 🇯🇵#FIFAWorldCup pic.twitter.com/G1axKiwqXW— Complex Sports (@ComplexSports) November 23, 2022