クリスティアーノ・ロナウドが所属するマンチェスター・ユナイテッドから“裏切られた”と激白
メディアや監督そしてかつてのチームメイトからさえも批判される現状に嫌気がさすと

Cristiano Ronaldo(クリスティアーノ・ロナウド)は11月13日(現地時間)、イギリスのジャーナリストでテレビパーソナリティのPiers Morgan(ピアーズ・モーガン)のTVインタビューに答え、所属するマンチェスター・ユナイテッドに対しての不満を爆発させた。Cristianoの不満は、チームにおける最近のパフォーマンスの低さ、そしてなにより重要なのは、彼のようなレベルの高い選手には珍しいスタメン落ちにあるとされる。
37歳のCristianoはサッカー史上最高の得点王であり、バロンドール5回、チャンピオンズリーグ5回、4カ国でのリーグ優勝7回、ポルトガル代表でのユーロ優勝など、32のトロフィーを獲得してきている。また彼は、現代のスターパワーの指標である『Instagram』でフォロワー数5億人に迫ろうとしており、最もフォロー数の多いアカウントの1つである。そんな彼に対して、基本的な敬意を払われていないことに何よりも嫌気がさしているのであろう。
インタビューでCristianoは所属チームに怒りと軽蔑を感じていると語り始め、もうこれ以上黙っていることは出来なかったようだ。先月行われたトッテナム・ホットスパーズ戦で終了間際の交代出場を拒否しベンチを去ったCristianoを、その後出場停止にした現監督 Ten Hag(テン・ハグ)について「彼は私に敬意を示さないから、私も彼に敬意を持たない」と語り「チームに裏切られたと感じた」という。さらに「今年だけでなく、昨シーズンも、チームの一部の人は僕がここにいることを望んでいなかったと感じるよ」と続けた。
また、Cristianoは昨年9月にオールド・トラッフォードに復帰して以来、以前のチームメイト Wayne Rooney(ウェイン・ルーニー)についても否定的なコメントを残している。「なぜ彼が私をひどく批判するのかわからない……おそらく、彼はキャリアを終え、私はまだ高いレベルでプレーしているからだろう」と語った。
Cristianoが最高レベルでプレーする最後の大舞台となるであろう「FIFAワールドカップ カタール2022」を目前に控え飛び込んできたこの報道は、プレミアリーグの本拠地イギリスのメディアを大いに賑わしており、彼の去就はこの大会後に動き始めるとされる2023年1月の移籍市場に注目が集まることになりそうだ。