TAG Heuer が Porsche 911 Carrera RS 2.7 の誕生50周年を祝う限定クロノグラフを発表
“Carrera”はスペイン語で“レース”を意味し日本でもよく使われる“キャリア”の語源でもある








スイスの高級時計メーカー〈TAG Heuer(タグ・ホイヤー)〉とドイツの自動車メーカー「Porsche(ポルシェ)」は、2021年に両ブランドが共有する伝統と価値観を称えるグローバルなパートナーシップを結び、これまで3度の共同プロダクトデザインをリリースしてきた。今回その第4弾として、初めて“Carrera(カレラ)”の名を冠したモデルである911 Carrera RS 2.7の誕生50周年をを祝い、両社のクリエイティビティを集結させたタイムピース2モデルを発表した。
この“Carrera”という名称は1950年代前半にメキシコで行われていた「Carrera Panamericana Mexico(カレラ・パナメリカーナ・メヒコ)」という公道レースの名前から由来しており、スペイン語で“レース”を意味し、また日本でもよく使われる“キャリア”の語源でもある。
この時の過酷なレースからインスピレーションを得て付けられた特別なネーミングは、1963年に〈TAG Heuer〉のレーシング・クロノグラフ、1972年に「Porsche」911の高性能グレードモデルの名称として採用され、両ブランドにとっての象徴的な存在となっている。
42mmのトリコンパックス・クロノグラフは、500本限定のステンレススチール製ブルーエディションと、250本限定18Kローズゴールド製レッドエディションが用意されており、どちらのモデルも80時間のパワーリザーブを持つCalibre Heuer(キャリバー・ホイヤー)02クロノグラフ・ムーブメントを搭載し、「Porsche」の象徴的な3本スポーク・ステアリングホイールを模したカスタム巻上げローターが採用されている。また、ブルーエディションには、“Carrera”の象徴的ロゴが織られたのウーブンファブリック製ストラップとステンレススチール製ブレスレットが、レッドエディションには、ゴールドのピンバックルが付いたレッドアリゲーターストラップが付属している。
〈TAG Heuer〉のCEO Frederic Arnault(フレデリック・アルノー)は「Carreraの名とそのDNAは、TAG HeuerとPorscheの両社にとって、ブランドを象徴する非常に大きな意味を持つものです。Porsche 911で最初にCarreraの名を冠したアイコニックなRS 2.7の誕生50周年記念に際し、当社が誇るTAG Heuer Carrera クロノグラフから、この画期的なスポーツカーの個性とパワーに敬意を表したタイムピースを制作したいと考えていました。この2種類のタイムピースについて私たちは、洗練されていて個性的かつ記憶に残り、輝かしい過去を反映する一方、PorscheとTAG Heuerがこれから共に目指すよりエキサイティングなモデルをイメージしています」と語っている。
〈TAG Heuer〉Carrera x Porsche RS 2.7ウォッチは現在公式ウェブサイトで発売中で、価格は 500本限定のステンレススチール製ブルーエディションが93万5,000円(税込)、250本限定18Kローズゴールド製レッドエディションが278万8,500円(税込)となっている。両メーカーのタッグによる“Carrera”という象徴的ネーミングを手に入れるチャンスなので、“ナナサン・カレラ”のファンは確認を急ごう。