iPhone 14 を所持したままジェットコースターに乗ると警察に通報されることが発覚
米オハイオ州の遊園地ではここ数カ月で6回も発生
アメリカ・オハイオ州シンシナティの遊園地ではここ数カ月の間、ジェットコースターに乗った乗客の所持するiPhone 14シリーズおよび新型 Apple Watchの誤作動によって、現場に警察官が駆けつけるという事態が多発している。
『The Wall Street Journal』の記事によると、これまで少なくとも6回、直近では10月9月(現地時間)にこのようなケースが発生したようだ。なぜこんな事が起きるのか?それは「Apple(アップル)」がiPhone 14シリーズと最新のwatchOSを搭載したApple Watchに備えられている新機能 “衝突検出”によるもの。衝突検出機能は、所有者が激しい自動車衝突事故等に遭った場合にデバイスがそれを検出し、自動的に緊急通報サービス(*米国では911)に連絡もしくは緊急連絡先に通知される。先述した一連のハプニングは、それぞれのiPhone 14がジェットコースターによる衝撃を自動車衝突事故と誤って認識し、緊急通報サービスに通報してしまった事で起きたようだ。
「Apple」の広報担当者は今回の報道を受けて、「この技術(衝突検出機能)は本来ユーザーに安心を提供するためのものであるため、我々は時間をかけて改良を続けていく予定です」と回答。現時点では未だ改良に時間がかかりそうなので、ユーザーは今後遊園地のアトラクションに乗り込む前に、iPhone 14の衝突検出機能を“オフ”にしておこう。
Since the iPhone 14 went on sale, the 911 dispatch center near Kings Island amusement park has received at least six phones calls saying:
“The owner of this iPhone was in a severe car crash…”
Except, the owner was just on a roller coaster.
🆕 by me: https://t.co/hp1fHZBIf6 pic.twitter.com/i0lZPoWzGz— Joanna Stern (@JoannaStern) October 9, 2022