Ralph Lauren がメキシコ大統領夫人から自国の文化を盗用されたと批判される
カラフルな先住民族のモチーフで編まれたカーディガンが店頭に飾られている写真を公開
メキシコ大統領夫人であるBeatriz Gutierrez Müller(ベアトリス・グティエレス・ミュラー)は、自身の『Instagram』に〈Ralph Lauren(ラルフ ローレン)〉の商品画像を投稿し、「ヘイ、ラルフ。あなたがメキシコのデザインが大好きなことはもう分かっている」と書き込んだ内容が大きな反響を呼んでいる。
彼女は続けて「これはメキシコの先住民Contla(コントラ)とSaltillo(サルティーヨ)によるのデザインを模倣した商品であり、いわゆる“文化の盗用”だ」と批判、カラフルな先住民族のモチーフで編まれた〈LAUREN Ralph Lauren(ローレン ラルフ ローレン)〉のカーディガンが店頭に飾られている写真を公開し「せめて非を認めてほしい。そして、(利益を得るための)大富豪のためではなく、愛を持ってこの仕事をしている先住民族のコミュニティへの損害を補償してほしい」とも書き込んだ。
〈Ralph Lauren〉は、この告発に対して「数カ月前にこの商品を発見し、販売チャンネルから削除するよう指示を出した後、まだ販売されていることを知り、驚いている」とコメントを述べている。そして「このような事態を招いたことを深くお詫び申し上げるとともに、これまで同様、より良い対応をするために前向きに話し合います」と声明を発表した。
〈Ralph Lauren〉は2023年夏シーズン以降、先住民のデザインを使用したすべての新商品を“信用と協力”のモデルのもとで作ると約束している。