Pharrell Williams の所有する Jacob & Co. のダイヤモンドコレクションが競売へ
〈BBC〉の宇宙飛行士から象徴的なNERDチェーンまで、最も象徴的なダイヤモンドジュエリーの数々を出品














Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)が、新たなビジネスとして、デジタルオークションハウス『JOOPITER(ジュピター)』を開始することを今年9月に発表し、10月14日と15日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークにて、特別オークションプレビュー “Son of Pharaoh(サン・オブ・ファラオ)”を開催した。
Pharrellの私物コレクションから52点の出品リストが発表され、そのうち19点は〈Jacob & Co.(ジェイコブ&カンパニー)〉のダイヤモンドピースであり、ヒップホップやポップカルチャーの歴史を彩る最も象徴的なダイヤモンドジュエリーの数々が出品されている。
出品アイテムは2000年代前半に遡り、オリジナル“NERD”ペンダント、アッシャーカット・テニス・プラチナネックレス、テックデックペンダント、ルービックキューブ、マリオペンダントなどの作品が展示されている。特に注目されているのが“Astronaut”のイエローダイアモンドネックレスで、Pharrellが宇宙飛行士に夢中だった頃のもので、当時このネックレスを首から下げてステージに上がっていた。
Pharrellは今回の出品に際し「創業者のJacob Arabo(ジェイコブ・アラボ)に会って、彼が持っているものを見たとき“ああ、これはもうネクスト・レベルだな”と感じたんだ。それから僕は色んなものを描いてはJocobに見せ、“こんな風にできないか?”と提案するようになったんだけど、彼は決して“ノー”とは言わなかった。彼はいつも“わかった、何とかしよう”と言ってくれて。でもなぜそうしてくれたのかわからない、自分はジュエリーにつぎ込むほどお金は持ってなかったんだけどね」と語った。さらにPharrellは「これらはJacob & Co.からピックアップした数百点ものジュエリーのうち、ほんの19個に過ぎない」と念を押している。
見積もり価格はアイテムによるが、15,000~375,000ドル(約220万〜5,500万)で、この19個のロットは既に『JOOPITER』で公開されている。また、オークションの収益の一部はPharrellが設立した米国内の少数民族の起業家を支援・援助する「Black Ambition Foundation」に寄付される予定だ。