広告業界のパイオニア Wieden + Kennedy の共同設立者 ダン・ワイデンが77歳で死去
〈Nike〉の象徴的なキャンペーン“Just Do It”を生み出したクリエイター

米の広告代理店「Wieden + Kennedy(ワイデン+ケネディ)」の共同設立者であるDan Wieden(ダン・ワイデン)が、9月30日(現地時間)に77歳で亡くなった。 彼はクリエイティブの大家であり、広告史上最も認知度の高いキャッチコピーのひとつ、〈Nike(ナイキ)〉の”Just Do It”を作ったことでその名を世に知らしめた。
Wiedenは広告業界の先駆者であり、2021年10月10日に亡くなったビジネスパートナー David Kennedy(デヴィッド・ケネディ)とともに、世界最大かつ最も成功した広告代理店のひとつを築き上げた。現在、「Wieden + Kennedy」はポートランド、ニューヨーク、東京、ロンドンと世界中にオフィスを持ち、〈Nike〉のほか『McDonalds(マクドナルド)』や「Sumsung(サムスン)」「Crona(コロナ)」などの大物ブランドと多数の優れたクライアント名簿を有している。
「Wieden + Kennedy」は同社の公式『Instagram』でWiedenの遺影と共に声明を発表。「私たちは心を痛めています。しかし、それ以上に、私たちは感謝と愛に打ち震えています。人々が自分の可能性を最大限に発揮できるよう、ドアを大きく開いてくれてありがとう。あなたの誠実さ、勇気、信念、そして変わらぬ愛に感謝します。この美しい創造的な人生を可能にしてくれてありがとう。あなたがいなくなるのはとても寂しい」と述べられている。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。