Barilla が鍋の余熱を利用する“パスタ調理用スマートデバイス”を開発
鍋の蓋に取り付けてスマートフォン専用アプリと連携させるだけでCO2の排出量が最大80%まで削減可能に

イタリア最大級の食品メーカー「Barilla(バリラ)」が、“Passive Cooking(パッシブ クッキング:火を消した調理法)”を簡単に実現させる画期的なスマートデバイスをリリースした。
19世紀半ばから存在するPassive Cookingは、パスタを2分間茹でた後、火を消すことで、CO2の排出量を最大80%まで削減するという地球環境を配慮した調理法の1つ。先述した通り、パスタを2分間茹でた後に、パッケージにプリントされている適切な調理時間まで鍋の余熱を利用して蓋をして待つことで、エネルギーを節約しながらパスタを茹で上げることができるそうで、特に難しい技術は必要ない模様。しかしながら「Barilla」は、これをさらに楽に実現させるべく、画期的なスマートデバイスを開発した。
“Passive Cooker(パッシブ クッカー)”と名付けられたこのデバイスは、鍋の蓋に取り付けてスマートフォン専用アプリと連携させることで利用可能となり、沸騰した湯の検知や、火を切るタイミング、茹で上がりまでをアナウンスしてくれるそう。ボディは、100%生分解性の3Dプリンター用フィラメントで構成され、地球環境に配慮したエコタイプの単4電池、温度センサー、Arduinoボードを備えているとのこと。なお、この調理法は、パスタのタイプによってパッケージに記載されている調理時間でも芯が残ってしまう可能性もあるようなので、まずは「Barilla」公式サイトから同社が研究した調理時間の表をチェックしてみよう。
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