Audi がブランド史上最もパワフルな620馬力の後輪駆動 R8 V10 GT RWD を発表
自然吸気V10エンジン搭載で最後の後輪駆動モデルはわずか333台限定






ドイツの自動車メーカー「Audi(アウディ)」は10月4日(現地時間)、ブランド史上“最もパワフルな後輪駆動ユニット”と称されるフラッグシップモデルのスーパーカー、R8 Coupé V10 GT RWDを欧州で発表した。
0~100km/h加速3.4秒、最高速320km/hに達するR8 Coupé V10 GT RWDは、12年前にデビューした初代「Audi」R8 GTに続くモデルで、5.2リッター自然吸気V10エンジン搭載の後輪駆動車としては最終モデルとなる。新しく採用された7速デュアルクラッチ・トランスミッションを介して最大出力620ps、最大トルクが57.6kgmを後輪に送り込み、“トルクリア”ドライブモードと連動してパワースライドとファン・トゥ・ドライブを完璧に演出し、サーキット走行に最適なクルマでありながら公道を走れるスポーツカーに仕立てられている。
エアロに関しては、「Audi」独自の風洞実験によって開発されたハイグロス仕上げのカーボンエアロキットを追加し、可能な限りのダウンフォースを確保している。フロントスプリッター、フリック、サイドスカートカバー、リアバンパーサイド、ディフューザー、グースネック・サスペンション付きリアウィングが含まれ、20インチ10スポークリムとオールブラックバッジが「Audi」の兄弟モデルとの差別化を図っているのがこれまでとの違いと言える。
2023年に発売されるR8 Coupé V10 GT RWDは、わずか333台しか製造が計画されておらず、今後は「Audi」のスーパースポーツモデルも欧州の他メーカーと同様EVにシフトしていくことになるだろう。価格は22万5,000ユーロ(約3,200万円)からとなっているが、日本での導入はアナウンスされていない。詳細が気になる方は以下の「Audi」の公式『Twitter』でその片鱗を垣間見ることが出来るので確認してみよう。
The Audi R8 Coupé V10 GT RWD combines performance with striking design, premium materials, and a goosebump-inducing engine note. It’s an experience for all senses and the perfect protagonist for the first ever Audi ASMR video >> https://t.co/6iuubNP3wx#Audi #R8 #AudiR8GT #ASMR pic.twitter.com/iYodLxhrA1
— Audi (@AudiOfficial) October 4, 2022