香川県直島に隈太一設計による巻き貝型のサウナが誕生
グランピング型リゾート施設「SANA MANE」宿泊者限定サウナ
瀬戸内海に浮かぶ直島でグランピング型リゾート施設を営む「SANA MANE」が、宿泊者限定の完全貸切サウナ『SANAE』を9月29日(木)にオープン。
「隈研吾建設都市設計事務所」設計の隈太一が設計を、サウナー専門ブランド〈TTNE〉が監修を務めたこの『SANAE』は、その名の通り、巻き貝を想起させるような丸みのあるフォルムが特徴的。全体が柔らかな曲線で型取られ、存在感がありながらも直島の風景に溶け込むモダンなデザインに。内観は曲線と曲面で構成されており、天に向かってゆったりと渦巻く壁面と、天辺に穴の空いた構造は、まさに貝殻の内部さながら。採光は空から差し込む光と足元の間接照明のみで、季節や時間帯によって変化する自然の光を楽しむことができる。
さらに、通常は熱気が上部に溜まるため、サウナ建築としては温度を逃さないよう天井の穴が避けられてきたが、『SANAE』はオリジナルの吸排気システムを導入させることでこれを実現。座面は身体にぴったりとフィットするよう曲線で構成されており、背中がべたっとつく局面と素肌で触れても不快感のないつるっとした質感の木肌で、ストレスなく汗を流すことが可能に。また、水風呂は、大人が大の字で寝転がって疲れる広さで、空を見上げて外気を味わうことができるとのこと。
この『SANAE』は、「SANA MANE」の公式サイトから“サウナ体験付きプラン”を予約することで利用可能に。気になる方は、是非ともチェックしてみてはいかがだろうか。