ウルブスがプレミアリーグのクラブ史上初の音楽レーベル Wolves Records を立ち上げる
若手アーティストのサポートを目的に、毎試合数万人が訪れるスタジアムで楽曲を流したりするとのこと

10年前の2011-12シーズンから20クラブ中9クラブが入れ替わるという、世界トップレベルに恥じない群雄割拠ぶりを見せるイングランド・プレミアリーグ。そんな熾烈を極める同リーグに2018-19シーズンに昇格を果たして以来、3シーズン連続の残留どころか躍進を見せているのがウルブスことウルヴァーハンプトン・ワンダラーズだ。
正直、よほどのフットボールファンでない限り名前すら存ぜずの方が多いだろうが、創設は1877年とチェルシーやリヴァプールよりも歴史のあるクラブである。そのため著名人にもサポーターが多く、20世紀を代表するイングランドの作曲家 Edward Elgar(エドワード・エルガー)はクラブのために祝歌を作曲し、ロックバンド Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のRobert Plant(ロバート・プラント)とJimmy Page(ジミー・ペイジ)の2人は頻繁にスタジアムに訪れる姿を目撃されている。
以上のようにアーティストとも縁の深いウルブスが、このたび「Warner Music UK(ワーナーミュージック・UK)」と提携し、プレミアリーグのクラブとして史上初めて独自の音楽レーベル「Wolves Records(ウルブス レコード)」を立ち上げたことを発表。ホームタウンであるウェスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトン周辺の若手アーティストのサポートを目的に、毎試合数万人が訪れるスタジアムで楽曲を流したりするという。既に同地域出身のプロデューサー/SSW S-XことSam Andrew Gumbley(サム・アンドリュー・ガンブリー)とはパートナーシップを締結しており、今後は随時所属アーティストを増やしていくそうだ。
若手アーティストからすれば数万人に自身の楽曲を聴いてもらえる絶好の機会であり、クラブとしても新しいチャントが生まれる可能性や、アーティストがビッグになったときにスタジアムを貸し出せたりと、地元活性化にも繋がる非常によい取り組みだろう。是非日本でも同様の提携が増えてほしいところである。
ちなみにレスターのサポーターでもあるバンド eazy life(イージー・ライフ)のフロントマン Murray Matravers(マレー・マトレーヴァーズ )のインタビューはもうチェック済み?