Levi’s® が英国の名門校 セントラル・セント・マーチンズの学生とのコラボコレクションを発表
DIY精神に溢れた3者3様のコレクションがリリース
近年さまざまなコラボレーションを展開している〈Levi’s®(リーバイス®)〉が、イングランド・ロンドンのファッションスクール Central Saint Martins(セントラル・セント・マーチンズ)の学生とのチームアップによるカプセルコレクションを発表した。
本コレクションは、〈Levi’s®〉が現在ロンドンのコンセプトストア『Levi’s® Haus』とマンチェスターの『Manchester Arndale』内のショップのみで販売しているエクスクルーシブライン “Levi’s® By Levi’s®(リーバイス バイ リーバイス)”の最新プロジェクトとして展開される。“Levi’s® By Levi’s®”では、同社のヴィンテージアイテムや不要となって回収された生地をアップサイクルし、新たな製品として販売している。
Central Saint Martinsといえば、John Galliano(ジョン・ガリアーノ)やAlexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)、Kim Jones(キム・ジョーンズ)、Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)など多くの有名デザイナーを輩出した名門校。今回 “Levi’s® By Levi’s®”では、そんな本校に在学中の現役の学生から3名をコラボレーターとして指名し、彼らにデザインを委ねてコレクションの製作を依頼。Charlie Constantinou、Juntae Kim、Pip Paz-Howlettがそれぞれ製作したコレクションは、各人の個性が反映された独自のアイテムが出来上がった。
CharlieはUKパンクを象徴する要素の1つであるボンデージファッションを着想源に、ジッパーを多用したデニムジャケットやパンツを製作。アイテム自体はベーシックな形を保ちつつ、ジップの開閉によってシルエットが変化し、幾通りもの着こなしが楽しめる。また、着用者がさまざまな留め具を使用してカスタムできる仕様となっているのも魅力的だ。Juntaeは、自身のルーツである韓国の伝統的な柄から引用されたモチーフをジャケットやパンツに配置。花柄の刺繍や金のカール、装飾的なステッチを随所に施しており、クラシカルなワークウェアをエレガントなセットアップに変化させている。Paz-Howlettは、先の2人とは対照的にグラフィカルなアプローチでアイテムをアレンジ。1960〜70年代のクィア・ユース・カルチャーにインスパイアされ、当時のシーンを捉えた写真をシルクスクリーンでプリント。顔料には環境に配慮したものを使用し、ホワイトジーンズをレッド、ブルー、グリーン、オレンジといった鮮やかな原色のグラフィックで彩った。
3者3様のアプローチで挑んだ本コレクションのアイテムは、ロンドンのソーホー地区にあるコンセプトストア『Levi’s® Haus』のみで販売中。ロンドンの若き才能が手掛けた最新コレクションを、この機会にチェックしておこう。