Jean Paul Gaultier が2022年春夏オートクチュールコレクションのゲストデザイナーにグレン・マーティンスを指名
コレクションは2022年1月にお披露目予定

〈Jean Paul Gaultier(ジャンポール・ゴルチエ)〉が2022年1月に発表予定の2022年春夏オートクチュールコレクションのゲストデザイナーに、〈Y/PROJECT(ワイプロジェクト)〉および〈DIESEL(ディーゼル)〉のクリエイティブディレクターを務めるGlenn Martens(グレン・マーティンス)を指名したことが明らかになった。
〈Jean Paul Gaultier〉は、デザイナーのGaultierが2020年1月に引退を表明した後、毎シーズンゲストデザイナーを迎えてオートクチュールコレクションを制作することでブランドを継続。記念すべき初回のゲストデザイナーは〈sacai(サカイ)〉の阿部千登勢が招聘され、今年7月に2021年秋冬オートクチュールコレクションをお披露目した。
今回ゲストデザイナーに選ばれたGlenn Martensはアントワープ王立芸術アカデミー卒業後、自身のブランドを立ち上げる2012年まで〈Jean Paul Gaultier〉でジュニアデザイナーを務めていたという経歴の持ち主。彼は2013年に当時〈Y/PROJECT〉を率いていたYohan Serfaty(ヨハン・セルファティ)が癌で他界したことからクリエイティブディレクターに抜擢され、その後ブランドを急成長させた。その手腕が評価され、昨年10月より〈DIESEL〉のクリエイティブディレクターも兼任している。今回の起用はGlennにとって古巣への恩返しのようなもの。GlennはGaultierについて以下のようなコメントを発表している。「Jean Paulはすべてを可能にしたように見えました。彼は言論の自由、性の自由をファッションにもたらしました。彼がこれまで表現した価値観とは、今日においても非常に重要なものです」