Frank Ocean が5年ぶりとなる新作アルバムを完成させたとの噂
2016年の『Blonde』以来、ついに重い腰を上げる?

「Coachella 2023」への出演決定やラグジュアリーブランド〈Homer(ホーマー)〉の立ち上げ、そして謎の赤ん坊のロボットと共にファッションの祭典「MET Gala 2021(メットガラ 2021)」に現れたりと、ここ最近なにかとメディア露出が多い稀代のR&Bシンガー Frank Ocean(フランク・オーシャン)。彼は2012年に『Channel Orange』を、2016年に『Endless』と『Blonde』をリリースして以降、他アーティストの楽曲への参加やシングルは発表しているものの、新作アルバムに関する噂はからっきしだったが、ついに重い腰を上げ5年間の沈黙を破るようだ。
Frank Oceanはソングライターとして活動していた2009年、Tyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)と彼が主宰するヒップホップ集団 Odd Future Wolf Gang Kill Them All(通称:Odd Future)と出会ったことをきっかけにレーベル「Def Jam(デフ ジャム)」と契約。しかし、当初から両者の関係性は良好なものではなく、2016年に『Blonde』をリリースする直前に「Def Jam」との契約を解消。それ以来、メジャーレーベルとの関わりを極力避け、インディペンデントに作品を制作してきた。だが音楽サイト『HITS Daily Double』によれば、音楽シーンへの復帰にあたり幾つかのレーベルの重役たちに新作アルバムを聴かせ、彼の弁護士兼代理人のLaurie Sorianoは関係者を招いた会議を行い、スタジオセッションも頻繁に行っているという。
否が応でも期待は高まってしまうが、間違いなく待った甲斐があるものを届けてくれることだろう。具体的な時期やタイトルに関しては明らかになっていないので、ひとまず下記から彼の楽曲を振り返っておこう。