デムナ・ヴァザリアが母国ジョージアの大統領から名誉勲章を授与される
「デムナ・ヴァザリアは、次世代のクリエイティブなジョージア人のモデルとなる人物です」

今年の夏に行われたKanye West(カニエ・ウェスト)の10thアルバム『DONDA』のリスニングパーティーで演出や衣装、マーチャンダイズの製作を担当し、先日開催された「MET Gala 2021(メットガラ 2021)」では全身ブラックの装いでKim Kardashian(キム・カーダシアン)をエスコートしたりと、最近何かと話題になっている〈Balenciaga(バレンシアガ)〉のクリエイティブディレクター Demna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)が、9月27日(現地時間)に自身の母国であるジョージアの大統領から名誉勲章を授与されたことが報じられた。
Demnaが授与された名誉勲章は、日本でいえば国民栄誉賞に相当するもの。ジョージアのSalome Zourabichvili(サロメ・ズラビシュヴィリ)大統領は、Demnaを「海外においてジョージアの文化の普及に貢献した人物」としてその功績を讃え、彼にメダルを贈った。彼女は今回の名誉勲章授与について以下のようなコメントを発表している。「Demna、私はあなたに名誉勲章を与えることができて大変光栄に思います。今日は(アブハジア紛争における)スフミ陥落の日であり、ジョージアにとっては喪に服すべき日ですが、あなたにこの賞を与えることは、どこかで我々が勝利したことを意味します。Demna Gvasaliaは、次世代のクリエイティブなジョージア人のモデルとなる人物です」
Demna, it is a great honor to give you the Medal of Honor. Today is a commemoration of the Fall of Sokhumi, a day of mourning for Georgia, but giving you this award means that somewhere, we’ve already won.
Demna Gvasalia is a model for the next generation of creative Georgians pic.twitter.com/yuEcpIYKGG— Salome Zourabichvili (@Zourabichvili_S) September 27, 2021