ティム・クックが Apple の機密情報を漏らした社員に激怒していることが判明
「今回の製品発表会では、発表内容のほとんどが報道機関にリークされてしまいました」

『HYPEBEAST』でも度々お伝えしている「Apple(アップル)」製品のリーク情報。同社は常に複数のプロダクトの開発を進行しており、公式にその詳細が公開されるのは年に数回程度。そのため、ネット上では毎週のようにさまざまなメディアや個人が新製品のリーク情報を発信しているが、その中には明らかに誤報と断定できるものもあれば、かなり信憑性が高いものもある。後者については、以前から「Apple」内部の人間がその情報を提供しているのではと噂されてきたが、このたびそのことを裏付けるニュースが報じられた。
先日公開された『The Verge』の記事によると、「Apple」のCEOであるTim Cook(ティム・クック)が、同社の機密情報を漏らした社員に激怒していることが明かされている。Timは先週初め、同社の社員に対して一斉にメールを送ったという。そのメールでは、その前の週に行われた社内会議について言及。具体的な内容については、以下の通り。「私が今日この文章を書いているのは、あなた方の多くが、先日の会議の内容が記者にリークされたことに対して信じられないほど不満を感じていることを聞いたからです。また、今回の製品発表会では、発表内容のほとんどが報道機関にリークされてしまいました。私も皆さんと不満を共有していることを知ってほしいと思います。(中略)私はリークした人物を特定するために全力を尽くします。ご存知の通り、我が社は、製品のIPや会議の詳細などの機密情報の開示を容認しません。漏洩者が少数の人間であることは承知しています。また、機密情報を漏らす人間はここにはいないことも知っています」
「Apple」は今年の9月初旬に、同社の機密情報を漏洩した元シニアエンジニアリングプログラムマネージャー Ashley Gjøvikを解雇したばかり。今後このような事態を防ぐため、「Apple」ではFBIやシークレットサービスで働いた経験のある調査員を含むグローバルセキュリティチームによる対策を強化していく見込みだという。