ロンドンに位置する Aēsop の2店舗が期間限定で LGBTQIA+ のための図書館に
LGBTQIA+およびBIPOC作家による80タイトルの作品が並ぶ



2020年に続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりイギリス・ロンドンでも中止となったプライドパレード。これを受け、グローバルスキンケアブランドの〈Aēsop(イソップ)〉は、LGBTQIA+の著者による本を揃え、ロンドンを拠点とする2つの店舗をクィア(性的マイノリティ全てを包括する総称)のための図書館にすると発表。
ソーホーとバラ地区に位置する店舗では、イギリスで最も古いLGBTの専門書店『Gay’s The Word(ゲイズ・ザ・ワード)』から購入した3,500冊の本と、アメリカを拠点とする出版社「Penguin Random House(ペンギン・ランダムハウス)」から寄贈された3,000冊の本を振り分けて配置。ラインアップには、Bernardine Evaristo(バーナーディン・エヴァリスト)、Mohsin Zaidi(モフシン・ザイディ)、Shon Faye(ション・フェイ)らBIPOC(Black,Indigenous and People Of Color:黒人、先住民、有色人種)やLGBTコミュニティに属す作家たちによる、フィクション、ノンフィクション、詩集といった80の異なるタイトルが並ぶという。
〈Aēsop〉のCMOであるAdam Kakembo(アダム・カケンボ)は「AēsopがイギリスでLGBTQIA+プライドを祝うために選んだ方法は、これまでで最もユニークなアクティベーションの1つです」と語り、「私たちは単にロゴを変更したり、プライドをテーマにしたコレクションを立ち上げたりするのではなく、今回のプロジェクトでLGBTQIA+のスタッフ、顧客、書店、ロンドン内のコミュニティを支援することを目的としています」と付け加えている。
さらにこの2店舗では、LGBTQIA+とBIPOCのストーリーテリングプラットフォーム『PRIM』の創設者であるK Bailey Obazee(K・ベイリー・オベジー)の協力の元、ライターのAyishat Akanbi(アイシャット・アカンビ)とのトークイベントも開催するとのこと。この図書館はソーホーおよびバラ地区の店舗で9月12日(現地時間)まで開催中。