トニー・ホークが自身の血をペイントしたスケートボードデッキをリリース
「Liquid Deathは公式に私の魂と血を所有しています」
スケートボード界のレジェンド Tony Hawk(トニー・ホーク)が、アメリカの飲料水メーカー「Liquid Death(リキッド・デス)」とのチームアップにより、なんと自身の血が入った塗料をペイントしたスケートボードデッキをリリースした。
“Hawk Blood Deck”と名付けられたデッキの全面には、医師がHawkから採取した血を混入した赤い塗料がペイントされ、さらに彼の愛称である“バードマン”をモチーフにしたグラフィックが描かれている。Hawkは本アイテムのリリースに際し「Liquid Deathは公式に私の魂と血を所有しています」とコメントしており、実際に制作過程を収めた動画も公開された。本アイテムは100台限定でリリース後即完売したが、当然のごとく物議を醸すことに。Hawkは今回の収益の一部を、プラスチック汚染の削減を推進する非営利団体「5 Gyres」への寄付や、米国内のスケートパークの建設費用に充てると発表している。詳細は「Liquid Death」の公式サイトでご確認を。
ちなみに、今回の企画を発案した「Liquid Death」は2019年に設立されたスタートアップ企業で、商品のパッケージデザインや飲料メーカーらしからぬ斬新なプロモーションを行うなど、独特のブランディングが話題となっている。同社のCEOであるMike Cessarioはパンクやメタルシーンで活動していた過去を持ち、また元「Netflix」のクリエイティブ・ディレクターという経歴の持ち主。彼は今回のケースのように、多くの人々にとって理解し難い(?)キャンペーンを定期的に打ち出しており、その度に寄せられたクレームを歌詞にしたアルバム『Greatest Hates』『Greatest Hates vol.2』をリリースしているので、興味を持った方は是非聴いてみてほしい。