2024年開催のパリオリンピックの競技会場が明らかに
シャンゼリゼ通りや『オテル・デ・ザンヴァリッド』などの観光名所を利用






8月8日(日)、国立競技場内のビジョンに“ARIGATO”の文字が映し出され閉会した「東京2020オリンピック」。8月24日(火)には「東京2020パラリンピック」が開幕するが、世界中のスポーツファンは3年後の2024年に行われる「パリ2024オリンピック」に目を向け始めているようだ。そんな中、フランス・パリのオリンピック組織委員会は、歴史的背景を考慮した競技会場のイメージビジュアルを公開した。
自転車競技のフィニッシュラインとなるのは、世界で最も美しい通りと称されるシャンゼリゼ通り。1975年以降、「Tour de France(ツール・ド・フランス)」のゴール地点となっているメインストリートで、この国と縁深い競技の勝敗が決まるという。ビーチバレーボールは『エッフェル塔』の隣に位置する『シャン・ド・マルス公園』、アーチェリーは軍事博物館の『オテル・デ・ザンヴァリッド』、テコンドーとフェンシングは展覧会場・美術館の『グラン・パレ』で開催。また、『ヴェルサイユ宮殿』の庭園は乗馬と近代五種、『コンコルド広場』の公共広場はブレイクダンス、スケートボード、BMX、3×3のバスケットボールの会場となる。サーフィンは、パリから15,000マイル離れたタヒチ島南東部に位置するサーフスポットであるチョーポービーチで開催される。
オリンピック委員会は、二酸化炭素排出量と地域社会への影響を最小限に抑えるため、国を象徴する文化遺産と既存の競技施設を利用する予定だという。詳細はこちらから。