元 GAP の CEO が Kanye West と YEEZY GAP に苦言を呈す
「私はKanyeにGAPと契約すべきではないと言いました」

〈GAP(ギャップ)〉の元CEOであり、現在はアクティブウェアブランド〈Outdoor Voices(アウトドアヴォイシズ)〉の会長などを務める投資家のMickey Drexler(ミッキー・ドレクスラー)が、過去にKanye West(カニエ・ウェスト)に〈GAP〉と契約すべきではないと助言していたことが明らかになった。
Drexlerは2002年まで〈GAP〉のCEOを務めており、1990年代を通して同ブランドの成長に大きく貢献した人物。そんな彼が先日受けたメディアの取材において、昨今注目を集めている“YEEZY GAP”についてどう思うか聞かれたところ、「大きなブランドと長期的にパートナーシップを結ぶことは、Kanyeのような人ではうまくいかないと思います」とコメント。さらに「こんなことは明かすべきではないかもしれませんが、私はKanyeにGAPと契約すべきではないと言いました。私の見解では(その契約は)意味がない。Kanyeは法人ではないし、GAPは大企業だからね」と語った。
また、Drexlerは先日発表され、即予約完売した“YEEZY GAP”のラウンドジャケットについても以下のようにコメントしている。「このジャケットが完売したことは知っています。彼らは一晩で700万ドル(約7億7,000万円)も売り上げるジャケットを作った。Kanyeは頭の良い男ですが、そんなことはすべきではなかった。そして、GAPもそのようなことをするべきではなかったと思います」。Drexlerがこのように考える理由については明言されておらず、真意については不明だが、長年のビジネス経験で得た知見に基づいた意見だと思われる。現在のところ“YEEZY GAP”は好調なスタートに見えるが果たして……。