Foot Locker が atmos の買収を発表
契約締結後も『atmos』という名称は維持

8月2日(現地時間)、アメリカの大手スポーツ用品チェーン『Foot Locker(フットロッカー)』が、『atmos(アトモス)』を運営する「株式会社テクストトレーディングカンパニー」の買収を発表した。買収額は3億6,000万ドル(約393億円)。
日本39店舗を含む世界に49店舗を構える『atmos』。「Foot Locker」社にとって、この買収は世界第3位の経済大国である日本での足場を築くことを目的としているようだ。契約締結後も『atmos』という名称は維持され、「Foot Locker」傘下ブランドの1つとして展開される。「Foot Locker」社の会長兼最高経営責任者であるRichard A. Johnson(リチャード A.ジョンソン)と「テクストトレーディングカンパニー」の創業者/社長の本明秀文は以下のようにコメント。
Richard A. Johnson:
atmosは、革新的なブランド・小売店であり、デジタルコミュニケーションなどを活用して、ヤングカルチャーやスニーカー文化に大きな影響力を持ち、業界でも独自のポジションを築いています。atmosと共に、急速な成長途上にあるアジア太平洋市場の拡大において、日本で重要なエントリーポイントを確立し、市場拡大の加速化へ大きな恩恵を受けています。我々は、atmosをブランドのポートフォリオに取り入れ、この差別化されたビジネスの強力な基盤の上に構築することに興奮しています。ストリートウェアとスニーカーの文化で最も影響力のある人物の1人であり、atmosの創設者である本明秀文氏と、彼が築きあげたatmosの従業員の皆さん、そしてその顧客をフットロッカーファミリーに迎えることを楽しみにしています。本明秀文:
atmosは、裏原宿の小さな通りにある小さな小売店として2000年に設立されました。スニーカー文化への情熱とお客様とつながる能力は、それ以来、私たちの成長の原動力となっています。長年の連携を通じてフットロッカーが私たちと同じ情熱、価値観を共有しているこが今回のお取引に実を結びました。私たちは彼らと力を合わせて、atmosを次の成長段階に進めることに興奮しています。