Chinatown Market がブランド名を MA®KET に改名
予告から約5カ月の準備期間を経て再スタートへ

Michael Cherman(マイケル・シャーマン)が手掛けるアメリカ・ロサンゼルス発の人気ストリートブランド〈Chinatown Market(チャイナタウン マーケット)〉が、今年3月に予告していた通り、2021年秋冬シーズンよりブランド名を〈MA®KET(マーケット)〉に変更したことを公式『Instagram』を通して発表した。
ブランド名変更に至った経緯についてご存知ない方のために説明すると、アメリカでは今年初頭よりアジア系アメリカ人を狙った暴力事件が多発しており、3月にジョージア州アトランタ近郊で発生した3軒の銃撃事件をきっかけに、全米各地でアジア系住民への差別に対する抗議運動が“Stop Asian Hate”のスローガンを掲げて拡がりをみせた。この流れを受けて、ネット上で〈Chinatown Market〉もブランド名の変更を要求するキャンペーンが立ち上げられることに。もちろん、同ブランドの創設者であるMichaelおよび彼らのチームは差別の意図はなく付けた名前だったが、さまざまな意見を受け止め、3月29日(現地時間)にブランド名を年内に変更する旨を発表。そしてこのたび、正式に〈MA®KET〉として再始動することを表明した。
先の投稿では“We are now MA®KET”から始まる以下のような声明を公開。「この旅の間、私たちを忍耐強くサポートしてくださった全ての皆さんに感謝したいと思います。私たちをここまで導いてくれたチームのみんなや家族にも声を大にして(感謝の気持ちを)伝えたいです。私たちが今後計画している新たな製品やさまざまなコンテンツ、コラボレーションをこれから皆さんにお披露目するのを待ちきれません」。この投稿と同時に、ブランドの公式サイトもリニューアル。現在同サイトでは、新ブランド名〈MA®KET〉をフィーチャーしたグラフィックが施されたTシャツやフーディ、スウェットパンツ、ショーツ、キーチェーンなどのアイテムが先行販売中。〈MA®KET〉の新たなスタートを祝福しつつ、今後の展開にも期待しよう。