チェルシーのイタリア代表 MF ジョルジーニョが UEFA の選ぶ欧州最優秀選手賞を受賞

「欧州サッカー連盟（UEFA）」によるUEFA欧州最優秀選手賞といえば、フランスの専門誌『France Football』による世界最優秀選手賞のバロンドールと、「国際サッカー連盟（FIFA）」のFIFA最優秀選手賞と共に、フットボール界における最も有名な年間個人賞の1つだが、このたび2020-21シーズンにおける受賞者が発表。現在29歳のJorginho（ジョルジーニョ）ことJorge Luiz Frello Filho（ジョルジ・ルイス・フレーロ・フィーリョ）が初受賞した。

的確なポジショニングによるディフェンス面での存在感と優れた戦術理解力からゲームメイクを得意とするMFのJorginhoは、所属するイングランド・プレミアリーグのチェルシーで公式戦43試合出場8ゴール2アシストを記録し、欧州No.1クラブを決めるカップ戦「UEFAチャンピオンズリーグ（CL）」の優勝に大きく貢献。また、イタリア代表として欧州55カ国の頂点を決める大会「UEFA EURO 2020」で全7試合に出場し、同国を53年ぶり2度目の制覇に導いたことが高く評価。最終候補に残っていたチェルシーの同僚でフランス代表 N’Golo Kanté（エンゴロ・カンテ）と、マンチェスター・シティのベルギー代表 Kevin De Bruyne（ケヴィン・デ・ブライネ）の2人を抑えての受賞となった。

なお、同年に「CL」と「EURO」を制するのは史上10人目の快挙とのこと。「UEFA」は欧州最優秀選手賞と共に最優秀監督と各ポジションの最優秀選手賞も発表しているので、以下から全受賞者に目を通してみよう。

年間最優秀選手
Jorginho（チェルシー/イタリア代表）

年間最優秀監督
Thomas Tuchel（チェルシー）

最優秀GK
Edouard Mendy（チェルシー/セネガル代表）

最優秀DF
Rúben Dias（マンチェスター・シティ/ポルトガル代表）

最優秀MF
N’Golo Kanté（チェルシー/フランス代表）

最優秀FW
Erling Haaland（ドルトムント/ノルウェー代表）