Bentley 史上最高峰のラグジュアリーセダン Flying Spur Hybrid に限定モデルが登場
環境にも配慮したサスティナブルな高級ハイブリッドカーが誕生








ラッパーの間で人気の高い英国の高級車メーカー「Bentley(ベントレー)」は7月29日(現地時間)、世界最高峰のラグジュアリーセダン Flying Spur Hybrid(フライングスパー ハイブリッド)の導入を記念した限定特別仕様車 Flying Spur Hybrid Odyssean Edition(フライングスパー ハイブリッド オディッセアン エディション)を発表した。
Flying Spur Hybridは、近年の環境問題に目を向け、電動化を推し進める「Bentley」にとって史上2番目のハイブリッドカーとして今年7月に発表された。この車は高級自動車メーカー初のカーボンニュートラル工場であるクルー本社で製造。新設計のパワートレインは2.9リッターV型8気筒ガソリンエンジンと高度な電気モーターを組み合わせ、システム最高出力は544ps、最大トルクは750Nmを誇る。航続可能距離は満タンでトータル700km以上、電気のみで40km以上の走行が可能となり、同モデルは「Bentley」の車の中で最も燃費効率に優れているという。また、Flying Spurシリーズの中でもCO2(二酸化炭素)の排出量が最も少ないため、都市部での走行にも最適。エクステリアカラーには7色が標準設定されており、60色以上の豊富なオプションカラーから選択することも、ビスポーク部門に自分だけのエクステリアカラーをオーダーすることも可能だ。
今回限定モデルとして発表されたFlying Spur Hybrid Odyssean Editionは、通常モデルとスペックはほぼそのままに、2035年の「Bentley」を想定したコンセプトカー EXP100 GTからインスパイアされ、サスティナブル(持続可能)な素材を使用しているのが特徴だ。キャビンには100%英国産のウールに特注の糸を組み合わせて製作されたツイードのパネルが採用されており、高級感のある特別な仕様に。また、フェイシアとウエストレールに使用したオープンポアコア・ベニヤは、厚さ0.1mmの極薄ラッカーが3層塗り重ねられており、従来の高光沢ベニヤと比べてラッカーの使用量が90%削減されている。
Flying Spur Hybrid Odyssean Editionの発売時期や日本での展開については本稿執筆時点では明らかになっていない。ちなみに、通常モデルであるFlying Spur Hybridについては夏以降に受注開始予定で、日本でのデリバリーは2022年第2四半期が見込まれている。価格は2,420万円(税込)。詳細については「Bentley」の公式サイトでチェックしておこう。