スコッティ・ピッペンがトーク番組でマイケル・ジョーダンを揶揄する発言をして炎上
MJおよびシカゴ・ブルズの偉業は自分がいなければなかったとも受け取れる発言に批判が殺到

先日、NBAシカゴ・ブルズ時代の恩師であるPhil Jackson(フィル・ジャクソン)元監督を“人種差別主義者だった”と非難して物議を醸したScottie Pippen(スコッティ・ピッペン)が、元チームメイトのMichael Jordan(マイケル・ジョーダン)に対しても揶揄するような発言を行なっていたことが発覚した。
6月28日(現地時間)、Pippenはアメリカの人気スポーツトーク番組『The Dan Patrick Show』に出演した際に、先述のPhil Jacksonに対する問題発言を行なった。さらに同番組内でトークが進むにつれて、話の内容は1995-1996シーズンのNBAファイナルにまで及んだ。ご存知の方も多いと思うが、同ファイナルはシカゴ・ブルズがシアトル・スーパーソニックスを破り、MJ復帰後初めてのリーグ制覇を成し遂げた歴史に残るシリーズである。この時の対戦相手であったスーパーソニックスは、実はPippenが入団していたかもしれないチーム。PippenがNBA入りを果たした1987年のドラフトでは、彼に目をつけていたスーパーソニックスにブルズの首脳陣が交渉して1巡目5位の指名権を獲得し、その結果ブルズへの入団が決定したという逸話がある。
番組ホストのDan Patrickに、もしブルズに指名されずにスーパーソニックスに入っていたら、どういうキャリアを歩んでいたと思うか、と聞かれたPippenは「Shawn Kemp(ショーン・ケンプ)とGary Payton(ゲイリー・ペイトン)がチームメイトだとすれば、おそらく上手くやっていたと思うよ。そう、(1995-1996シーズンの)ファイナルで戦ったチームね」とコメント。これに対しDanが「シアトルのチームでMike(MJのこと)と(NBAファイナルで)対戦したらとても楽しかったでしょうね?」と返すと、Pippenは「かなり楽しかっただろうね」と少しおどけた様子で答え、続けて「もっとも、彼(MJ)がファイナルまで残っていたかどうかわからないけど。言っている意味がわかるよね?」と発言した。
このPippenの、自分がいなければ当時のブルズはNBAファイナルに進出していなかったと受け取れるような発言に、SNS上では多くの批判が殺到。本人はジョークのつもりで言ったかもしれないが、Phil Jacksonへの非難も含め、これは炎上しても仕方がないだろう。同番組の内容が気になった方は、下の動画でご確認を。