元 CELINE のフィービー・ファイロが自身のブランドを引っさげて3年ぶりにカムバック
世界中の女性を虜にしてきた材器が満を持して再始動
2018年、約10年にわたって〈CELINE(セリーヌ)〉でクリエイティブ・ディレクターを務めたPhoebe Philo(フィービー・ファイロ)が突如として退任し、世界中のファンが“ロス”に陥ってから早3年。それからPhoebeの動向はほぼ音沙汰がなく、もう二度と彼女のクリエイションを纏うことができないかと思われ始めた矢先、自身のブランドを引っさげてファッションシーンに舞い戻ることがアナウンスされた。
ブランド名は彼女の名を冠した〈Phoebe Philo〉で、「LVMH」の少額出資のもと立ち上げ。現段階ではどういったテイストのデザインか、ウィメンズに特化したものになるのか、あるいはユニセックスな路線を辿るかなどの詳細は明かされていないが、2001〜2006年の〈Chloé(クロエ)〉および2008〜2018年の〈CELINE〉時代に使用していたロンドンのスタジオを拠点とし、2022年1月頃にコレクションを発表予定だという。
『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』に“女性の視線を意識したデザインの守護聖人”と言わしめた、21世紀のファッションにおいて最も影響力のあるデザイナーの1人である彼女の帰還を楽しみに待とう。