イタリアがPK戦の末にイングランドを破り53年ぶりに EURO 2020 を制す
イングランドは55年ぶりの主要国際大会優勝を目指すも、母国にフットボールは帰らず
7月11日(現地時間)、欧州55カ国の頂点を決めるフットボールの祭典「UEFA EURO 2020」の決勝戦が行われ、若手主体で同大会初優勝および55年ぶりの主要国際大会優勝を目指すイングランドと、伝統の堅守速攻を整えて53年ぶりの同大会優勝を狙うイタリアが激突。試合は互いに1点ずつを分け合い、延長戦でも決着が付かずPK戦に突入。イングランドは1990年以降の主要国際大会で行われたPK戦の結果が2勝7敗という苦手意識がある中、GK Jordan Pickford(ジョーダン・ピックフォード)が2人のシュートを阻む活躍を見せるも、23歳のMarcus Rashford(マーカス・ラッシュフォード)、21歳のJadon Sancho(ジェイドン・サンチョ)、19歳のBukayo Saka(ブカヨ・サカ)の若武者3人が相次いで失敗したことで初戴冠を逃すことに。
一方イタリアは、「2018 FIFAワールドカップ ロシア」では60年ぶりに出場を逃すという凋落ぶりを見せながらも「EURO」で約半世紀ぶりに栄冠を手にし、ドイツ(3回)、スペイン(3回)、フランス(2回)に次ぐ複数回の優勝を遂げた4カ国目となり、2018年9月から続く無敗記録を34試合に伸ばした。
平均年齢25歳3カ月という若さ溢れるメンバーながら「EURO」史上最高成績を残したイングランドには、大会初制覇を逃したこの悔しさを胸に刻み、来年に控える「2022 FIFAワールドカップ カタール」で大暴れしてもらいたいものである。
🇮🇹 The moment Italy lifted their second EURO title! 🏆 @azzurri | #ITA | #EURO2020 pic.twitter.com/MVl5tjZoyK
— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) July 11, 2021
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— UEFA EURO 2020 (@EURO2020) July 12, 2021
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