“合法的な偽物”を販売していた Supreme Italia の運営者に懲役8年と3年の判決
裁判所はさらに約11億5,000万円の損害賠償金を〈Supreme〉に支払うように命じている
遡ること2018年から本家の〈Supreme〉と法廷にて争っていた〈Supreme Italia(シュプリーム イタリア)〉。先日、イングランド・ロンドンの裁判所は、同ブランドを運営する「International Brand Firm(インターナショナル ブランド ファーム)」のMichele Di Pierro(ミケーレ・ディ・ピエロ)と息子のMarcello Di Pierro(マルセロ・ディ・ピエロ)に対して、それぞれ懲役8年と3年、さらに「IBF」に対して750万ポンド(約11億5,000万円)の損害賠償金を〈Supreme〉に支払うように命じた。
「IBF」はサンマリノ共和国、イタリア、インドネシア、シンガポール、スペインなどの国で“Supreme”の商標登録を行い、ヨーロッパと中国に“合法的な偽物”を販売するための店舗をオープン。担当裁判官は〈Supreme Italia〉について「Supremeのアイデンティティのあらゆる側面を乗っ取り、盗用した」と述べ、彼らのビジネスを“厚かましく無礼な詐欺行為”とした。
一部報道によれば、この判決後にMichele Di Pierroは今回の訴訟は「非常に重大で不当な攻撃であり、登録商標の偽造をでっち上げた卑劣な主張」とコメントしていた模様。