ラッパー DMX の具体的な死因が判明
コカインの過剰摂取が心臓発作を引き起こした直接の原因
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今年4月2日(現地時間)に心臓発作を起こし、病院に緊急搬送されたのちに4月9日(同時間)に亡くなったラッパーのDMX(ディー・エム・エックス)ことEarl Simmons(アール・シモンズ)。50歳という若さでの急逝に、世界中のファンや著名人からその死を悼む声が多く寄せられたが、このたび彼が心臓発作を起こした直接の原因が報道によって明らかになった。
アメリカ・ニューヨーク州ウェストチェスター郡検死官事務所の関係者がメディアに明かした事実によると、DMXは4月2日(現地時間)、コカインの過剰摂取によって心臓発作を引き起こし、脳への血液循環が悪くなったことで心停止に至ったという。当日はDMXが倒れてすぐに救急隊員が駆けつけ、その後救急車で病院に到着するまでの約30~40分の間に、彼の心臓は一時的に蘇生することもあり、脈はあったものの、既に脳死の状態だったようだ。関係者は「現場に到着した時には既に彼の脳は死んでいたので、文字通り即死でした。急性コカイン中毒がこのような連鎖を引き起こした原因です。病院で人工呼吸などのサポートを受ける日が何日も続きましたが、彼が(昏睡状態から)目を覚ますことはありませんでした」と語っている。