コナー・マクレガーが3度目のダスティン・ポイエー戦でスネを骨折しTKO負け
スネの下部があらぬ方向に折れ曲がったことでドクターストップとなり、通算1勝2敗に

「UFC 264」のメインイベントとして、2014年から続くConor McGregor(コナー・マクレガー)vs Dustin Poirier(ダスティン・ポイエー)の第3戦が7月10日(現地時間)に行われたのだが、世界的ビッグマッチは衝撃的な結末でPoirierに軍配が上がることとなった。
両者1勝1敗のイーブンで迎えたこの第3戦は、2021年1月に行われた第2戦でTKO負けを喫したMcGregorが雪辱を果たす形でマッチメイク。第2戦でMcGregorはPoirierのカーフキックに沈んでいたが、第3戦では借りを返すように序盤からカーフキックをお見舞い。それにPoirierもカーフキックで返すなど両者譲らない攻防が見られたが、次第にPoirierが押し始め、終盤にMcGregorはケージに押し込まれて肘打ちの連打を被弾。だが残り十数秒でそれを躱してなんとか立ち上がり渾身の左ストレートを放ち、バックステップで距離をとろうとしたその瞬間、左足のスネがあらぬ方向に折れ曲がってしまったのだ。当然レフェリーは試合を中断し、McGregorの再開は不可能と判断してドクターストップ。PoirierがTKO勝ちを納めることとなった。
骨折の原因は不明だが、PoirierのカーフキックによるダメージもしくはMcGregor本人が放ったカーフキックやバックスピンキックの自爆だと推測されている。なお、脚は大事には至らず搬送先の病院で約3時間半にわたる手術が無事成功。McGregorは自身のSNSを「さっき手術室から出たばかりだ!手術はうまくいったよ、気分は最高だ!6週間ほど松葉杖での生活だけど、元気になって戻ってくる!神のご加護がありますように」と更新している。
衝撃的な形で幕を閉じたビッグマッチだが、McGregorとPoirier、そして「UFC」の代表 Dana White(ダナ・ホワイト)は早くも第4戦を熱望しており、近いうちにアナウンスがあるかもしれない。
ちなみに、以前からMcGregorとのマッチメイクを望んでいるYouTuber兼格闘家 Jake Paul(ジェイク・ポール)はこの一戦の直前、第2戦で敗れたMcGregorを象った10万ドル(約1,100万円)のネックレスを披露してMcGregorを挑発していたので、お時間がある方は下記からチェックしてみよう。
New $100k Sleepy Mcgregor Chain pic.twitter.com/Aqcsk6feZk
— Paul Paul (@jakepaul) July 10, 2021