UPDATE:Subway のツナからツナのDNAが検出されない怪事が起きる
一体どの魚を代用しているかすらも特定できなかったとのこと(UPDATE:「Subway」は正真正銘の100%ツナだと主張)

UPDATE(2021/6/29):“「Subway」のツナがツナじゃない事件”に対して、同社が公式声明を発表。「The New York Times」が行った鑑定結果は信憑性が低く、あくまで“ツナのタンパク質が検出されなかった”だけであり、ツナは正真正銘の100%本物であることを主張した。今回の報道を受け、ツナはもともとの原材料費が低いことから代用魚を使用する必要性は極めて低いという専門家の意見も出ているが、このままでは同社がツナの加工現場を公開などしない限り水掛け論だろう……。
ORIGINAL(2021/6/25):半年ほど前に「Subway(サブウェイ)」がサンドイッチのツナに本物のツナを使用していない容疑で訴訟を起こされたニュースをお伝えしたが、その続報が入ってきたのでお伝えしたい。
そもそもこの訴訟は、とある女性2人が「Subway」で販売されているサンドイッチのツナの成分を調べたところ、実際には“ツナを含まないさまざまな混合物”だと判明したことから提訴に発展。2人は店側が詐欺・不当表示などを働いているとして連邦裁判所に500万ドル(約5億5,300万円)の損害賠償を求める訴訟を起こし、「Subway」はこれに対して“100%天然のツナ”であると主張し強く反論していた。
そこで、アメリカを代表する新聞紙「The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)」の記者が個人的に5個のサンドイッチを購入し、そのツナ(とおぼしきもの)のDNA鑑定を独自に専門機関へと依頼した結果、“加工されすぎて成分を検出できない、もしくは最初からツナを使用していない”という分析データが明らかになったそうだ。また驚くべきことに、一体どの魚を代用しているかすらも特定できなかったという。
記者のおそるべきジャーナリスト魂によって再浮上した食品偽装疑惑だが、素人目では何度見てもツナとしか思えない……。もし本当にツナ以外のなにかをツナと偽って販売していたのであればショックどころでは済まされないので、どうか“加工されすぎて成分を検出できなかった”であることを願うばかりである。