石巻工房の設立10周年を記念した展覧会が Karimoku Commons Tokyo で開催中

東日本大震災後に誕生した「石巻工房」の10年の軌跡を体感できる展示空間を創出

デザイン
4,620 Hypes

日本を代表する老舗木製家具メーカー 「カリモク家具」が運営するクリエイティブスペース『Karimoku Commons Tokyo』では現在、宮城県石巻市を拠点とする「石巻工房」の設立10周年を記念した展覧会 “十” 石巻工房の十年展を開催中。

2011年3月に発生した東日本大震災後の同年6月に「芦沢啓治建築設計事務所」を主宰する建築家 芦沢啓治によって立ち上げられた家具メーカー「石巻工房」は、被災地の復旧/復興を目的とした“市民のための公共工房”としてスタートし、施設の復旧や改修をはじめ、地域のクリエイティブの中心として家具づくりを継続してきた。同工房はこの10年間で、国内外の著名なデザイナーとのコラボレーションによってプロダクトを制作する“Made in Local Project”や、被災者とともにデザインワークショップを開催するなどのさまざまな活動を展開。2019年には「カリモク家具」との新ブランド〈石巻工房 by Karimoku〉を発足し、同社の技術を用いた質の高い家具を発表している。また2020年12月には、石巻市内にカフェや宿泊施設、ものづくりスペースを併設した『石巻ホームベース』をオープンし、現地のクリエイティブの拠点としてますますその活動の範囲を拡げている。

今回の展覧会では、「石巻工房」の10年にわたる活動の記録を展示し、さらに同工房で製作された家具でリビングスペースを構成。『Karimoku Commons Tokyo』の空間の中で、「石巻工房」のクリエーションを体感できる特別な展示となっている。

“十” 石巻工房の十年展
会期:2021年6月4日(月)~8月6日(金)
会場:Karimoku Commons Tokyo
住所:東京都港区西麻布2-22-5
営業時間:12:00-18:00
定休日:土日

Tel:03-6805-0655
(*来場の際は要予約。詳細は予約サイトでご確認を)

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