EURO 2020 のフィンランド戦で倒れたデンマーク代表エリクセンが心停止状態だったことが明らかに

今後の状態によってはキャリアを終える可能性も高いというが……

スポーツ
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による影響から1年ズレ込み、6月10日(現地時間)から開催されている欧州サッカーの祭典「UEFA EURO 2020」。出場24カ国が決勝トーナメント進出に向けしのぎを削る中、6月12日(同)に行われたデンマーク対フィンランド戦で事件は起きた。

前半43分、デンマークの司令塔として10番を背負い先発出場していたChristian Eriksen(クリスティアン・エリクセン)が、味方選手からのボールを受けたかと思うと突然ピッチに倒れ込み、そのまま意識不明に。すぐさま医師らが駆けつけ治療を行ったのだが、同国代表のチームドクターによると当初は呼吸も脈拍もあったものの突如として容体が急変。心肺停止状態となったことからCPR(心肺蘇生法)を施し、幸いにも1回目の除細動で息を吹き返したという。その後、Eriksenは病院へと緊急搬送され意識も回復し、彼の要望で試合は再開されたのだが、デンマークはフィンランドに0-1で敗れている。

Eriksenが過去に所属していたトッテナム・ホットスパーで担当医を勤めていた心臓専門医によると、これまでの検査で異常は一切見当たらなかったが、今後の状態によってはキャリアを終える可能性も高いという。だが現代フットボール界屈指のマエストロである彼ならば、必ずピッチに戻ってくることだろう。最後に、Francesco Totti(フランチェスコ・トッティ)がEriksenに送った言葉で終えたい。

「10番は絶対に屈しないんだ」

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