Nike が Air Jordan 1 のデザインの商標を取得するも……

AJ1の商標は“不適切に発行された”ものだとする反対請願が提出される事態に

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1985年に初リリースされたAir Jordan 1といえば、〈Nike(ナイキ)〉および〈Jordan Brand(ジョーダン ブランド)〉が誇る不動のエース。その人気の高さから、同モデルに“オマージュを捧げた”スニーカーが他ブランドから数多く発表されてきたが、今後そのような動きは難しくなる可能性が高い。

去る6月1日(現地時間)にAir Jordan 1 HighとAJ1 Low、AJ1 Low SEのデザインそのものが、「USPTO(米国特許商標庁)」によって商標登録された。これにより、アッパーのパネル構成から、アイレット、ミッドソールのステッチに至るまでが商標によって保護される。

しかしこれを受け、中小企業のビジネスをサポートするニューヨークの会社「RGL Consulting Group」のファウンダー Robert Lopez(ロバート・ロペス)が、反対請願を「米国特許商標庁」に提出。Lopezの請願書によれば、AJ1の商標は“不適切に発行された”ものだという。〈Nike〉が商標申請したシューズのスケッチには、スウッシュが含まれておらず、同ブランドが過去に販売してきたスニーカーとは異なるとし、商標の撤回を主張している。仮に「米国特許商標庁」がAJ1の商標保護を撤回した場合、今まで通りAJ1に“オマージュを捧げた”スニーカーが合法的に生産できることに。今後の展開に要注目だ。

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