Tesla の技術者がイーロン・マスクのツイートは現実を誇張していると明かす
完全自動運転機能の2021年内の実現は厳しい模様
米電気自動車メーカー 「Tesla(テスラ)」が2021年内に発表すると噂されている完全自動運転対応システム。同社CEOのElon Musk(イーロン・マスク)は自身の『Twitter』でたびたびその開発状況などを発信しているが、これがどうやら社内の現状認識と異なっていることが明らかになった。
この事実は、「Tesla」が「California Department of Motor Vehicles(California DMV:カリフォルニア州の車両管理局)」と今年3月に行った会議のレポートが、法的データの透明性の擁護に特化したウェブサイト『Plainsite』で公開されたことで一般にも知られることになった。その内容によると、「Tesla」のオートパイロット機能のソフトウェア担当ディレクター CJ Mooreの見解では、Elonのツイートは現実を誇張して発せられているという。彼によると、実際のエンジニアリングの現状では、同社のオートパイロット機能は現在“レベル2”の段階に留まっているようだ。この“レベル2”とは航空機、自動車などのモビリティ専門家や技術者によるアメリカの非営利団体「SAE International」が定めた自動運転技術の基準のこと。自動運転技術はレベル0〜5まであり、最高レベルである5に達した際には“完全な”自動運転技術が認められた事になる。CJはまた、2021年末までにレベル5を達成できるかどうかは明言できないとしている。
今年4月、アメリカ・テキサス州で「Tesla」の電気自動車 Model Sが衝突事故を起こし、乗車していた2人が死亡するという悲劇が起きた。事故が起きた際に運転席は無人で、死亡した2人は助手席と後部座席に座っていたようで、オートパイロット機能を何らかの方法で動かしていた可能性が高いと見られている。このような事故が起きた事実からも分かるように、同社の“完全な”自動運転対応システムが完成するのはだいぶ先になることが予想される。















