Skepta x Nike によるコラボモデル第6弾はフットボールスパイク Phantom をベースに採用
大のフットボール好きであるSkeptaが手掛けた1足は「ユーロ 2020」にあわせて発売か
2000年代のイングランドで生まれた新たな音楽ジャンルであるグライムの代表アーティストであり、先日引退を示唆した大御所MC Skepta(スケプタ)が、どうやら2017年より蜜月関係を続ける〈Nike(ナイキ)〉とのコラボフットウェア第6弾のリリースを近いうちに控えている模様。
マンチェスター・ユナイテッドの若き新星 Mason Greenwood(メイソン・グリーンウッド)の『Instagram』でその存在が明かされ、5月11日(現地時間)のレスター戦でも着用されていた今回のモデル。これまではAir Max 97やAir Max Deluxeといったライフスタイルシーン向けのスニーカーをベースモデルに採用してきたが、第6弾ではフットボールスパイク Phantom(ファントム)をチョイスしたようだ。
DaveとAJ Traceyはブラジル代表 Thiago Silvaの名前を冠した曲まで発表している
ここで余談。The Beatles(ザ・ビートルズ)のメンバーがリヴァプールのサポーターだったことをはじめ(Paul McCartneyのみエヴァトニアン)、元Oasis(オアシス)のNoel Gallagher (ノエル・ギャラガー)がマンチェスター・シティを、The Libertines(ザ・リバティーンズ)のPete Doherty(ピート・ドハーティ)がQPRを贔屓のクラブだと公表しているように、UKミュージシャン(というかイングランド人)の多くはどこかしらのクラブのサポーターである。もちろんグライムシーンのMCたちも例に漏れず、Stormzy(ストームジー)はマンチェスター・ユナイテッド、AJ Tracey(AJ・トレーシー)はトッテナム・ホットスパー、Bugzy Malone(バグジー・マローン)はマンチェスター・シティ、J Hus(J・ハス)はアーセナルといった具合。その中でもSkeptaは祖国ナイジェリアのユニフォームを着用してステージに上がるなど、フットボールそのものを愛する人物として知られている。
そんなSkeptaが手掛けたスパイクはSK Phantom Football Bootsと名付けられ、アッパーは鮮やかなレッド/ネイビーの配色を採用。ところどころに彼のシグネチャーサインである“SK”の文字があしらわれ、サイドのスウッシュはメタリック素材となり、ホワイトのアウトソールにスプラッターデザインを施しているのが目を引く。
SK Phantom Football Bootsは6月に開幕する「UEFA EURO 2020(UEFA欧州選手権 2020)」にあわせ、6月13日(現地時間)に発売される見込み。日本展開については本稿執筆時点では明らかになっていないので、オフィシャルからの情報が入り次第アップデートしたい。