FIFA がオフサイドのルールを大幅に改正する予定が明らかに

改正後はよりエキサイティングな試合展開となり、得点が50%近く増加する見込みだというが……

スポーツ
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フットボールの世界において必要不可欠なルールであると同時に数々の“疑惑判定”を生み出し、サポーターに酸いも甘いも経験させてきたオフサイド。ここ数年はVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入もあり、より正確なジャッジで裁かれるようになってきたが、「FIFA(国際サッカー連盟)」が来夏をめどにルールを大幅に改正する方向で動いていることが明らかになった。

現行のルールでは、攻撃側の選手の体の一部が守備側の後方から2人目の選手より1cmでも前に出ていればオフサイドとみなされるが、改正後は攻撃側の選手の体の一部が1cmでも残っていればオンサイドとみなされるという。この攻撃側が圧倒的優位となるルール改正は、得点が動きにくいフットボールの試合展開をよりエキサイティングにすることが狙いとのことで、「FIFA」が過去のデータから分析した結果、改正後は得点が50%近く増加する見込みだという。

確かに現行のルールでは、Filippo Inzaghi(Filippo Inzaghi)のような飛び出しを得意とする選手のゴールがVARによって取り消されることが多くなっており、改正後は得点機会が増えるかもしれないがラインの駆け引きによる戦術的なおもしろは減り、守備側がゴール前を固める淡白な試合展開になってしまう気も……。また、VARが導入されない試合でのオフサイドの判定が非常に難しくなり、誤審が増えてしまう可能性も否めない。

さまざまなエンターテイメントの増加により、90分間の試合を見続けることが苦痛だという声も上がっているフットボール。時代と共に少しずつルールを改正してきたが、ことオフサイドに関しては慎重に議論してほしいところである。

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