世界的に有名なインターネットミーム “Disaster Girl” の元ネタ写真が NFT として約5,400万円で落札

世界中で晒された見返りとしては安すぎる気もするが、彼女の学生ローンの返済などに充てられるとのこと

NFT
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燃え盛る火災現場をバックに不気味に微笑む少女を写した“Disaster Girl(災いの少女)”といえば、数あるインターネットミームの中でも最も有名な1つであるが、この元ネタ写真がまさかの“NFT(Non-Fungible Token)”としてオークションに出品。495,000ドル(約5,400万円)という驚愕の値段で落札された。

そもそも“Disaster Girl”は、2005年にアマチュア写真家 Dave Roth(デイブ・ロス)がノースカロライナ州の自宅付近で発生した火災現場の前で娘 Zoë Roth(ゾーイ・ロス)を撮影し、その写真を2007年に画像ホスティングサービス『Zoomr』に“FireStarter”というタイトルでアップしたことがはじまり(ちなみに不気味な笑顔は父親に「笑って」と強要されたらしい)。その後、“FireStarter”は2008年に写真雑誌『JPG Magazine』の写真コンペティションに選出されたことでよくも悪くも一躍有名となり、大量のコラージュ画像が作られるインターネットミームとなったのである。

そして少女 Zoëは今では21歳の大学生となり、自身の学生ローンの返済と慈善団体への寄付を目的に“FireStarter”の元ネタ写真をNFTにすることを決意。495,000ドルで購入したのはドバイを拠点とする音楽スタジオ『3F Music』で、同スタジオは他にも著名なミームの1つである“Overly Attached Girlfriend”のNFTも411,000ドル(約4,500万円)で購入しており、ミームコレクターとしての地位を築きつつある。

散々インターネットの世界で晒された見返りが495,000ドルというのは少し物足りない気もするが、1枚の写真にこれだけの値が付くことは異常事態であり、Albert Einstein(アルベルト・アインシュタイン)が舌を出している“あの写真”ですら本人の直筆サインが入っていても125,000ドル(約1,360万円)にしかなっていない。なお、“FireStarter”の著作権は引き続きRoth親子が保有し、今後写真が売買されるたびに利益の10%を受け取ることができるそうだ。

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