adidas はわずか1,000億円で Reebok を手放す?
2006年に4,100億円超えで買収していたが……
2020年2月、〈adidas(アディダス)〉は2006年から傘下にあった〈Reebok(リーボック)〉を業績不振のために手放すことを発表していたが、この売却でスリーストライプスはわずか10億ドル(約1,094億円)の利益しか得ることができない可能性が高いという驚きのニュースが飛び込んできた。
『Fashion United』によると来週にも売却先との交渉が始まり、中国の「Anta Sports(アンタスポーツ)」や「Li-Ning(リーニン)」、韓国の「FILA(フィラ)」、「Harley-Davidson(ハーレーダビッドソン)」を擁するアメリカの「Wolverine World Wide(ウォルバリン・ワールド・ワイド)」が興味を示しているそうだが、いずれも10億ドル前後での買収を見込んでいるとのこと。もともと〈adidas〉は〈Reebok〉を38億ドル(約4,156億円)で買収しており、2006~2017年まで赤字続きで2018年にようやく黒字化したことを考えると、買収は失敗だったとの見解が強い。
いったいどの企業が買収のフロントランナーであるかは明らかになっていないが、続報が入り次第すぐにお伝えしたい。ちなみにConor McGregor(コナー・マクレガー)やLionel Messi(リオネル・メッシ)ら“2021年に最も稼いだアスリート TOP 10”の総額収入は10億5,000万ドル(約1,151億円)と、〈Reebok〉の売却予想額よりも高い結果となっていた。