久保建英の新たな移籍先にアーセナルが急浮上
同じく2001年生まれのブカヨ・サカとガブリエウ・マルティネッリとの前線での連携が見たいところ
2020-21シーズン後半より武者修行のため、保有元のレアル・マドリードと同じくリーガ・エスパニョーラに所属するヘタフェへと期限付き移籍した久保建英。出場機会を求めての移籍だったが、クラブは降格圏争い真っ只中ということもありベンチを暖める日々が続いている。このまま来シーズン以降もヘタフェに残留するのか、それともレアル・マドリードへと戻るのか、はたまた全く別のクラブに旅立つのかーーその去就が気になって仕方がない方は多いだろうが、ここにきてイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルが熱視線を送っているとの報道が相次いでいる。
というのも現在アーセナルは、レアル・マドリードからDani Ceballos(ダニ・セバージョス)とMartin Ødegaard(マルティン・ウーデゴール)の2人をレンタル中で、アーセナルとしては来シーズン以降も両選手の残留を希望しているものの資金的に困難を極めるため、その代役として久保に白羽の矢が立ったとのこと。CeballosとØdegaardの去就次第にはなるが、アーセナルでは久保と同じく2001年生まれのBukayo Saka(ブカヨ・サカ)をはじめ、2000年生まれのEmile Smith Rowe(エミール・スミス・ロウ)、2001年生まれのGabriel Martinelli(ガブリエウ・マルティネッリ)、1999年生まれのEdward Keddar(エドワード・エンケティア)ら同世代の活躍が目覚ましく、彼にとって刺激的な環境であることは間違いない。また、ヘタフェよりも試合数が圧倒的に多いことに加え、スペイン語が流暢な久保にとってスペイン人のMikel Arteta(ミケル・アルテタ)が監督という点も大きなメリットだろう。
過去にアーセナルに在籍した稲本潤一、宮市亮、浅野拓磨のいずれの日本人選手も大きなインパクトを残せないまま退団していることを考えると少々不安がよぎってしまうが、グーナー(サポーターの愛称)の筆者としてはあの赤地に白袖のユニフォームを纏いピッチで躍動する久保が見たいところである。
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