UPDATE:村上隆が自身初となる NFT アート作品を製作

代表作である“お花”を24 x 24ピクセルで表現した108つのアート作品が誕生(UPDATE:作品の出品取り下げを発表)

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UPDATE(2021/4/13):先月末から自身初となるNFTアート作品 “Murakami.Flowers”をオークションに出品していた村上隆が、同オークションの終了日前日の4月11日(日)に出品取り下げを自身の『Instagram』で発表した。

村上氏は出品を中止した理由について、作品の準備から『OpenSea』へのエントリーまでスピーディーに進行したものの、コレクターや専門家、有識者からの意見やアドバイスを受けて、NFTに対する認識をさらに深めたことが一因となっているようだ。今後は担当チームとさまざまなテーマに対して慎重な検討と議論を重ねた上で、改めてNFTアートに挑戦するとのこと。どんな作品になるかは具体的に言及されていないが、近い将来明らかになるであろう新たなNFTアートを期待して待ちたい。村上氏の声明の全文は下記でご確認を。

ORIGINAL(2021/3/30):昨今、オークション界隈とアートシーンを賑わせているブロックチェーン技術の1つである“NFT(Non-Fungible Token)”。先日もNFTアート作品のみを扱う世界初のギャラリーがアメリカ・ニューヨークにオープンしたニュースをお伝えしたばかりだが、ここ数カ月の間にさまざまなアーティストがこの技術を使ったアート作品を発表している。そんな中、日本を代表する現代アーティスト 村上隆が自身初となるNFTアート作品 “Murakami.Flowers”を製作し、オンラインマーケットプレイス『OpenSea(オープンシー)』に出品したことが発表された。

“Murakami.Flowers”は、村上氏の代表作である“お花”をファミコンへの憧憬から24 x 24ピクセルで表現したもので、仏教における人の煩悩の数と同じ108つの作品が製作され、毎日12個ずつリリースしていくとのこと。本作品は過去には人気ゲーム『FINAL FANTASY XIV』などの開発に関わり、現在はVRやAR、アバター、AIなどの技術を駆使してサービスを提供する企業「時空テクノロジーズ」の代表を務める橋本善久の協力を得て実現したそうだ。村上氏は自身の『Instagram』で今回の作品製作の経緯について以下のように説明している。「私にとっての仮想世界のリアリティの変容は、このパンデミック時に、子どもたちが『あつまれどうぶつの森』に接している様子を見て起こりました。彼らがゲームの中で花火を見ながら直接会えない学校の友人とZoomで会話しているのを見て、その美しさに感動しました。この子たちはバーチャルな世界でも美を感じることができるのだと、価値観の変化を実感しました。それ以来、私は自分の表現方法やアプローチの仕方を大きく変えました」

“Murakami.Flowers”は現在『OpenSea』の公式サイトから購入可能。最新の技術を用いながらも、どこか懐かしさを感じさせる作品群をこの機会にぜひチェックしてみてほしい。

 

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